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職員室の机に揃えたい!業務効率を高めるためのアイテム&アイデア【15選】

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新人先生

学校の仕事道具がどうも使い勝手が悪くて…。

きょういち

生産性を上げるためにカスタマイズしたい職員室アイテム&アイデアを紹介しましょう!

 

公立学校の場合、備品の購入は税金ですから贅沢は言えません。

一方で、学校現場への新しい要望や期待が増加する現在、教職は多忙化するばかりです。

 

そこで今回の記事では、職員室の自席に揃えることで業務の効率化が図れるアイテム&アイデアを紹介していきます。

仕事の効率化を図ることで、より充実した教育活動を今より短時間でこなせるようにもなるでしょう。

 

一部のアイテムについては、「仕事に使うものを自腹で買うの?」という教員あるあるもあります。

しかし、サービス残業が当たり前の教育現場。

少しでも生産性を上げることで、残業を減らしプライベートの時間も確保していきましょう。

 

きょういち

本記事では、定時退勤を実現させた私自身が役立ったものを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を読んでほしい方
筆者の経歴

高校の数学教員として10年以上教職に携わる。

キャリア教育や総合的な探究時間など、新規の教育活動を立ち上げるためのチームへの所属。

ICTスキルの向上と業務改善を進めることで、短時間の準備&良質な教育活動を目指している。

業務効率を上げるためのアイテム&アイデア15選

きょういち

早速紹介していきますね!

ICT関係

きょういち

まずはコンピュータまわりです。

ここが生産性向上の本丸ですね!

ICT関連アイテム

外付けモニター

モニター

まずは、外付けのモニターです。

今回紹介する中で、一番生産性が高まるアイテムと言えるでしょう。

  

多くの学校がリース契約でPCを導入するなか、扱いやすいノートPCが増えています。

ノートPCでは、作業できる画面の大きさが小さいですから効率が上がりません。

 

モニターを導入することで

  • 資料を見ながら文書を作成できる
  • Excelのデータ貼り付けの際に、画面を切り替える手間がなくなる
  • 複数の作業を同時に行うことができる

など効率が圧倒的に高まります。

 

ただ作業効率が上がる分、自腹で購入するには少し金額が高めなのが難点です。

デスクトップが配置されていた時代の備品が残っている場合には、借りることができるかもしれません。

学校に使っていないモニターがあるか確認してみるのもよいでしょう。

 

一方で、机をの上をできるだけスッキリさせたいという先生にはポータブルタイプの外付けモニターがおすすめです。

USB接続で手軽に画面拡張ができ、配置についても場所をとりません。

モニターの画像

 

新人先生

モニターがあれば、姿勢が悪くならないなどプラスのメリットもありそうですね!

きょういち

その他のメリットといえば、面談のときにもモニターは活躍しますよ!

 

外付けモニターは、業務の作業効率を上げるだけでなく、三者面談や二者面談など教職ならではの業務でも活躍します。

 

面談では

  • 模試の判定結果
  • 大学や企業のHP
  • 試験科目の確認

などなど、その場で検索をかけて画面共有をしたいことがあります。

 

そのような際に、モニターがあると手元の端末を見せなくても大画面で情報を共有することができます。

普段は職員室で作業効率を上げ、面談の時にも活躍できる最強アイテムの一つです。

 

▼三者面談で準備しておきたいものは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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ワイヤレスマウス

学校から支給されるマウスは、有線で光学式(赤いライト)であることが一般的です。

これは、費用を安く抑えるためです。 

経費を節約することは公務員である以上仕方のないことですが、反応が悪くケーブルも邪魔で教員の多忙解消には全く貢献してくれません。

 

そこで自身でワイヤレスマウスを準備することで、操作性が格段に上がり、机上もスッキリするため生産性を高めることができます。

 

ワイヤレスマウスを選ぶポイント
  • レーザータイプが読み取りがよい
  • 接続はUSBでのBluetooth接続で十分
  • 充電式でなく、電池式でもOK
  • 大きさは自分の手に馴染むもの(小さすぎないもの)

 

上記のようなマウスを選択しておくと、操作性がよいでしょう。

PCを使いこなしている人以外は、さまざまなボタンがついているようなマウスは必要ありません。

新人先生

最重要ポイントは操作性ですね!

 

マウスパッド

職員室に配置されている一般的な机は、表面にツヤがあるためマウスの操作がしにくいです。

そこでワイヤレスマウスとあわせて、マウスパッドも準備することをオススメします。

 

種類については、それぞれの好みに応じて選ぶとよいでしょう。

手首の疲労を軽減するクッションやジェルがあるもの。

滑り止めがついているものなどもあります。

 

きょういち

私自身は、シンプルなものが好きで利用しています。

新人先生

ただの机より、マウスパッドがあれば操作性が上がりそうです!

好みのものを探してみます。

 

ワイヤレスキーボード

キーボードについても、支給されているものでは生産性UPにつながりません。

 

まずデスクトップPCが支給されている場合には、有線なので邪魔です。

PCでの作業だけでなく、机上での作業も多い教職において毎度ケーブルに気を取られるのは地味にストレスです。

 

一方でノートPCが支給されている場合には、キーボードがセットです。

このような場合、公務用ノートPCのキーボードでは以下のようなデメリットがあります。

  • テンキー(電卓配置の数字)がない
  • キータッチが好みでない
  • インチの小さいPCだとキーボードも小さい
  • 目線が下がるので姿勢が悪くなる

 

成績入力などのExcel業務は、テンキーがあるだけで数倍の効率になるでしょう。

文章作成も多い教職では、キータッチは欠かせません。

ですから、自分好みのワイヤレスキーボードがあれば生産性の向上は間違いなしです。

 

新人先生

ノートPCにキーボードがついているから、二重になってしまうのではないですか?

きょういち

外付けモニターとセットにすることで、ノートPCは2台目のモニターにしてしまうのです。

 

外付けモニターを利用する際には、奥にモニターを置き、手元でノートPCを操作する配置があります。

それとは別に、ノートPC台を設置してモニターと並べることで作業領域を横に広げる配置もあります。

  

このような配置にすると目線が上がり、肩も凝利にくくなります。

作業領域の広がりとあわせて一石二鳥です。

きょういち

モニターとノートPCを並べ、手元にワイヤレスキーボードを置くと、デスクがスッキリしますし、生産効率UP間違いなしです。

 

イメージ図
イメージ図

 

充電用USB差し込み口がついたPC台

学校に余っているようなモニターを利用する場合、高さが低く画面が見にくいことがあります。

そうのようなとき、PC台を設置することが多いですよね。

なかには、板と発泡スチロールのブロックをホームセンターで買って自作している先生もいたりします。

 

PC台があると、ちょっとした資料や文房具を台の下に入れたり、ワイヤレスキーボードやノートPCを収納できたりするので便利です。

このPC台を準備するときにおすすめなのが、充電付きのものを購入することです。

最近では一人一台端末が進み、公務用PCの他にiPadやChromebookが配布されたりと、使用端末が多くなりました。

クラスの様子を写真で撮る場合にはデジタルカメラやスマートフォンも欠かせません。

 

それぞれの端末を充電するのに、コンセントからダイレクトに電源をとっていると手間です。

PC台をコンセントにつなぎ、その他の充電はPC台からできるようにしておくと毎日のちょっとした手間がなくなりますのでオススメです。

 

延長コード

職員室の電源の場所と数は限られています。

ですから、自分用に小さい延長コードを準備しておくと便利です。

 

前項で紹介したPC台の電源では、A(アンペア)が小さいこともあります。

これは充電スピードにも影響します。

 

ちょっとした端末の充電はPC台で行い、常時接続しておく電源は延長コードでダイレクトに電源を取る。

このような使い分けをすると、デジタル時代には便利でしょう。

 

整理・収納関係

きょういち

続いて、事務作業を効率的に行うための整理収納関係アイテムを紹介します。

新人先生

机が整理されているだけでモチベーションも上がるし、作業しやすいですよね!

整理収納関係アイテム

 

引き出し用の整理トレー

デスクの引き出しは広いため、細かい文具を入れるには意外と使い勝手が悪いです。

特に手元の浅くて広い引き出しは、プリントを入れるにはよいですが、それだけだは余白もできてしまうので効率的に活用したいものです。

そこで、引き出し用の整理トレーがオススメです。

 

ケース

 

トレーには蛍光ペンやサインペンなどを入れてもよいですし、クリップなど細かいものを入れるのにも便利です。

少し大きめのもので区切りを作れば、ホチキスや穴あけパンチなどの文房具の整理などにも使えます。

 

きょういち

100円ショップやホームセンターに売っていますので、気軽に購入ができますよ。

 

購入の際は厚さや大きさが大事なので、よいサイズが見つからない場合はオンラインショップで探してみるのもありです。

ネット購入の場合は、「デスク 引き出し整理トレー 浅型」などと検索すると、たくさんの種類が出てきます。

 

ファイルボックス

書類整理をする際に、よく使われているのが引き出しタイプのレターケースです。

こちらも悪くはないのですが、いくつかデメリットがあります。

  • 平積みの資料は探しにくい
  • A4横置きはデスクの場所を取る
  • 収納がある(段数が多い)と溜め込んでしまう

などです。

 

机ではノートチェックなどの作業をしたいので、できるだけ広々と使いたいですよね。

そして、整理・整頓のコツは収納を増やさないことです。

 

必要のない書類は、すぐに捨てる習慣ができれば、机が地層になることもありません。

新人先生

それでも一時的に必要な書類はありますよね?

きょういち

私は縦型のファイルボックスで整理をしています。

ボックスの画像

 

レターケースの代わりとなるのが、縦型のファイルボックスにクリアファイルを入れて整理をする方法です。

そうすることで、縦置きのため場所も取りませんし、必要な書類をすぐに取り出すこともできます。

またA4縦置きであれば、PC台と同じくらいの幅なので、デスクの使用エリアが凸凹にならず作業が快適に進められます。

 

さらに、端末収納にも使える点も縦型ファイルボックスのメリットです。

私自身は、配付されているChromebook、自身のiPadなどを授業で活用しています。

これらの端末を倒れることなく収納し、そこで充電ができますから、デスクを広々と使えます。

 

インデックスシール&クリアファイル

インデックスシール

前項で紹介した「ファイルボックスで書類を整理する」ときにあわせて使いたいのが、インデックスシールで業務分けしたクリアファイルです。

 

書類はフラットファイルに閉じて、一番下の深い引き出しにしまっている方も多いでしょう。

しかし、デジタル化が進む近年ではそもそも紙保存は入りません。

 

直近の仕事で使うもののみクリアファイルで整理をし、その業務が終わったら捨てる。

そうすることで、紙がかさばることを防ぎます。

 

クリアファイルに入れることで書類を立てかけられますし、インデックスシールを組み合わせることで、探したい資料をすぐに見つけることができます。

 

新人先生

インデックスはどのように分けていますか?

 

インデックスは、以下のような分け方がオススメです。

インデックスの例

 

基本的には、業務で分けるのがよいでしょう。

その他の書類については、県への報告書類など近日中に取り組まなければならないものを「すぐに取り組む仕事」に分類しています。

 

また、直接手渡ししたい書類などは、「提出書類」に入れておくことで、管理職や他の先生の戻りを待つことなく整理できます。

戻ってきたタイミングでさっと提出すれば、業務もスムーズです。

 

きょういち

オリジナルの分類をぜひ試してみてください。

 

個人文房具

新人先生

小物系の文房具は、手元にあると便利ですよね!

 

全国の先進校では、職員室のレイアウトを変更して事務作業がしやすいよう工夫している学校もあります。

しかし、多くの学校が昔ながらの職員室で雑然としている状態ではないでしょうか?

 

ちょっとした作業をする際に、わざわざ座席を離れて作業をするのは効率が悪いですよね。

簡単な小物は座席に用意しておくとよいでしょう。

 

きょういち

私は引き出しに以下のような文房具を揃えています。

手元にあると便利な文房具
  • はさみ、カッター
  • 付箋
  • テープのり
  • 修正テープ
  • セロハンテープ
  • ホッチキス
  • ハリなしステープラー
  • 穴あけパンチ
  • 30cm定規
  • クリップ類

 

ちょっとしたアイテムですが、時短に貢献してくれます。

 

文房具はコンピューター関連と異なり、業務に直結するものです。

事務室で手に入るものは、できるだけ学校のものを活用し自腹での出費は減らしていきましょう。

きょういち

在庫がないものは買ってくれることもありますので、ぜひお願いしてみましょう。

 

疲労軽減関係

きょういち

最後は疲労軽減グッズです。

 

夏はエアコンが効かず、冬は暖房が効かない。

そして椅子は硬い。

日本のほとんどの公立学校では、そのような環境下で仕事をしているでしょう。

 

公務員だから仕方がないのかもしれません。 

でも、自分で変えられる余地は十分あります。

ここでは、疲労を溜めにくくするための職員室アイテムを紹介していきます。

 

疲労軽減アイテム

 

肘おきクッション

PC作業を行うときは、姿勢が大切です。

机のキーボードを使用するとき、肘を椅子の肘置きにおくと姿勢が崩れてしまします。

 

高価な椅子であれば、肘置きの高さを調節できるのですが、一般的なオフィスチェアではそうはいきません。

もし自分の身長に合っていない場合には、肘置きに装着できるクッションを導入してみましょう。

高さ調節機能がついているものもあります。

 

肘の位置を調整し、背筋を伸ばした状態で肘が90°になっていると、PC作業時の負担が軽減されます。

肩こりが気になる方は、ぜひ試してみてください。

 

足おき台

肘の位置を調節すると、次は椅子の高さを上げることになるので、足がしっかりと床につかなくなります。

机は意外と高さがあるので、高身長の人以外は踵が浮いてしまうでしょう。

 

実はこの状態も姿勢が悪くなったり、集中力が続かなくなったりする原因となります。

そのようなときは、足おき台(フットレスト)の導入を考えてみましょう。

 

椅子の足を避けるようなデザインもあるので、邪魔になりにくいものを選ぶとよいでしょう。

足がしっかり付いていることで、集中力が上がり業務効率も高まります。

 

クッション

椅子が硬い場合には、座布団代わりのクッションもオススメです。

姿勢を正してくれ、腰痛の軽減にもつながります。

 

また、学校の椅子は上げ下げをするためのシリンダーが壊れているのは、もはや当たり前です。

相当汚れているか、背もたれが取れるくらいのことがなければ、買い替えてはくれないでしょう。

 

私自身も椅子が上がらない席に当たってしまったことが何度かあります。

事務にお願いをして直してもらえらばよいのですが、我慢しなければならない場合もあります。

 

そのまま使用するとなると、机の高さに椅子が合わず疲労が溜まります。

椅子の高さ調節のために、クッションを活用してみてもよいでしょう。

 

新人先生

肘おき、足おき、クッションは、状況に応じて必要なものを入れてみるといいかもしれませんね!

 

卓上扇風機

エアコンの設定温度は高いのはもちろん、学校は建物自体が古く断熱の概念がありません。

さらにエアコンも予算の関係から、古いものがずっと使われていることも多いでしょう。

 

職場環境はそのまま生産性につながります。

卓上扇風機は、唯一の救いです。

USB接続で使えますので、手軽に利用できます。

 

少し風があたるだけでも疲労軽減につながるでしょう。

 

ただし、極てわずかな電力ですが、電力を消費することに変わりはありません。

ですから、学校が禁止などの対応をしていないかだけは確認しておきましょう。

仕事をしっかり行っているかぎりは、あまり細かいことは言われないと思います。

 

充電式膝掛け

夏とは逆に、冬はとことん寒いのが職員室です。

寒さで仕事にならない方は、充電式の膝掛けがおすすめです。

 

女性の先生には、特におすすめのアイテムでしょう。

こちらも電力を使用しますので、充電の際には一応の注意をしておきましょう。

 

生産性を高めすぎて、働き過ぎには注意を!

業務が増え続ける教職現場。

仕事を早くこなす人には、新しい業務が降りてくることも多いですよね。

仕事が早い人は、2倍の仕事量を半分の時間で行うなんてことも珍しくありません。

 

そのため、「できるだけ仕事をしない方が得」なんて話も聞こえてきたりします。

ですが本当にそうでしょうか?

 

生徒の成長を考えれば、時間の許す範囲で質の高い教育活動を実施していく必要があります。

そのために生産性を上げることは、公務員である教員にとっても大切な視点です。

 

しかしこれは、時間外労働を推奨しているわけではありません。

  • 早く仕事が終わることで、定時に退勤ができる。
  • プライベートが充実することで、心が安定した状態で仕事が進められる。
  • 余暇の時間に学びを深め、教員としての魅力も高めていく。

このような時間の使い方を目指していくのです。

 

自分の範囲外の仕事は、無条件で引き受ける必要はありません。

 

担当が業務改善を図りながら自身の業務をしっかりこなす。

そして個々の教員が生産性を高め、教育の質を上げていく。

このような視点を持って業務を進めていきましょう。

 

まとめ:生産性を高めて質の高い教育を行おう!

今回の記事では、業務効率を上げるために職員室の机に揃えたいアイテム&アイデアを15個紹介してきました。

 

ICT関連アイテム
整理収納関係アイテム
疲労軽減アイテム

 

学校現場は税金で予算が組まれている以上、生産効率を上げるための投資があまり行われません。

しかし、そこを行政任せにしていては、自身のプライベートな時間を搾取されてしまいますし、よりよい教育活動も実現できません。

 

  • 自身の教育の質を高めることで、充実した教職生活を行う。
  • プライベートの時間も確保して自身の人生も大切にする。
  • 自己研鑽の時間も取りながらチャレンジをしていく。

 

この好循環を回せるよう、まずはデスク周りから業務改善を始めてみましょう!

 

生産性が上がれば、業務は効率よく片付きます。

浮いた時間をよりよい教育活動を捻出する時間に充てたり、自分自身へ還元することで、教員という職業をもっと楽しめるはずです。

 

紹介したもアイテムの中には、ちょっとした出費になってしまうものもあるでしょう。

できる範囲で、投資として取り入れてみてください。

 

きょういち

今回の記事が先生方の業務改善に役立てば嬉しいです。

 

▼今回の記事に興味を持ってくださった方は、こちらに記事もどうぞ!

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